2008年7月11日「和歌山人気旅館放火事件」において
放火の容疑で逮捕された三好なるみさん。
旅館の経営者である彼女には放火の動機もなければ、直接証拠もありません。
この事件の真相は何なのかを考えていきたいと思っています。

■ 事件から裁判までの経緯 ■

2002年 / 平成14年
12月3日旅館業を営む夏カンパニー設立
2003年 / 平成15年
1月和歌山県串本町潮岬で「ネピアルリゾート」をオープン
7月  串本町に「御宿夏祭り」をオープン
(じゃらんNETで「スィートルーム・離れ・貴賓室」部門全国4位)
(ちちんぷいぷい、ズームインなどで紹介、雑誌取材多数)
2004年 / 平成16年
7月田辺市本宮町に「かぐや姫の宿」をオープン
(関西1週間トレンディ部門1位、おはよう朝日デス、ベリータなどTV取材)
7月  串本町に「リージェンシークラブ」をオープン
(関西1週間「絶景の宿」1位、旅サラダ、おはよう朝日デス、ズームイン、モモコのオーソレ見よ、値切ってスマイルなどTV取材)
2007年 / 平成19年
5月リージェンシーSV-Xが 串本町にオープン。ホテル白浜が白浜町でオープン。
11月新規事業展開のため株式会社763設立
12月10日再婚
  (従業員の3200万円の横領発覚?)
2008年 / 平成20年
 「御宿夏祭り」「リージェンシークラブ」「リージェンシーSV-X」の3つの宿をつの1つの宿として「夏祭・リージェンシークラブ」とする。
1月5日従業員A 退職   ネットでの誹謗中傷が始まる
  従業員Aとは連絡がつかなくなる
2月2日従業員B、C(従業員Aの友人)退職
 ともに翌日から連絡がつかなくなる
2月3日従業員D(従業員Aの友人)「宿をつぶしてやる」と退職
2月4日元従業員A、B、Cが給与未払いと助成金詐欺で串本ハローワークへ訴える
(三好さん「2月5日には給料日であり、取りに来ていない」)→2010年2月24日、労働局の榎本氏もこれを証言。
2月6日元従業員A、B、Cが給与未払いで労働基準局へ訴える。
翌日には従業員D、E,Fも労働基準局に訴える。(三好さん「6人とも、3月5日に給料をとりにも来ていませんし、連絡もつかない状態。Fには渡せる給料があり、 準備していたのに来なかったのです。このことは、丸尾にはきちんと説明していますし、実際にABCDEno5人に前借りがあり、返済してもらわなければならない証明として給料明細[本人のサインのあるもの)とFの給料袋(現金入り)を見せているのです。逮捕前のことです」)
2月10日3連休で満室。ネピアルの水道のタンクのセンサーが壊され、全室断水となる。このセンサーは三好さんも知らなかったもの。知っていたのはA,B,Cのみ。
2月11日スタッフ6人が退職(「スタッフが全員脅されているのだ」6人中にE、Fも含まれる。他の4人はすべて女性。)
 ※1件目※「ネピアル」食堂で火災(三好さんは東京)
2月17日※2件目※「ネピアル」宿泊棟で火災、全焼(三好さんは火災発生時「夏祭り」)
2月23日※3件目※「ネピアル」管理棟で火災(三好さんは火災発生時、串本町内で買い物などをしていた)
同日 元従業員A、B、Cが労働局へ助成金詐欺を訴える
3月 東京walkerで日本一の宿として雑誌の表紙を飾る。ozmagazine,STORY,CREA,旅美人他多数の取材を受ける。
3月27日※4件目※「夏祭り」裏手の空き地で火災(三好さんは夏祭りの104号在室)
4月1日※5件目※「かぐや姫」で火災、全焼(三好さんは東京→かぐや姫に宿泊予定だったのが急きょ予定が変更になった)
4月13日※6件目※「リージェンシー」寮の火災(三好さんは西宮)
5月19日従業員Iから夫Hからのセクハラを理由に退職の申し出
従業員G、Jから夫Hから暴力を受けているとの申し出
従業員Hから4件目の犯人は夫だと打ち明けられた。串本署と和歌山県警にTELし伝えると、5月22日に夏祭りに話を聴きにくると決まる。
夫には5月23日に離婚届を提出することを伝えた。(この日に東京に帰るため)
5月21日※7件目※「御宿夏祭り」で火災
6月2日7,812,413円 税金の還付金が振り込まれる。
7月11日一人息子の留学のため関空に見送りに行った直後、逮捕(5月21日の「御宿夏祭り」への放火容疑)
8月1日1回目の起訴
8月6日2回目の逮捕
8月27日2回目の起訴
9月3日和歌山地方裁判所にて勾留理由開示公判
9月26日3回目の逮捕
10月8日田辺地方裁判所にて勾留理由開示公判/td>
10月16日3回目の起訴
9月18日公判前整理手続に付する旨の通知
2009年 / 平成21年
6月25日離婚届が提出されていたことが発覚(夫とは現在も音信不通)
7月15日第1回目公判前整理手続き公判
9月9日第2回目公判前整理手続き公判
10月2日第3回目公判前整理手続き公判
10月30日第4回目公判前整理手続き公判
11月25日第5回目公判前整理手続き公判
12月16日第6回目公判前整理手続き公判
2010年 / 平成22年
1月18日第7回目公判前整理手続き公判
1月29日第8回目公判前整理手続き公判
2月5日第1回公判始まる(冒頭陳述 罪状認否 証拠調べ 「御宿夏祭り」への放火容疑および母子家庭の従業員<従業員C>を元々雇用していたのに、ハローワークの紹介で雇用したように見せかけ助成金30万円あまりを詐取したという助成金詐欺容疑)
2月8日第2回公判 (13時30分〜17時 証人尋問「従業員」)
2月24日第3回公判 (10時〜11時30分 証人尋問「従業員」)
4月14日第4回公判 (9時40分〜17時 証人尋問「H G 姉」)
4月21日第5回公判 (9時40分〜17時 証人尋問「I C」)
4月26日第6回公判 (10時〜12時 証人尋問「J 母」 13時30分〜17時 被告人質問)
4月28日第7回公判 (10時〜11時 被告人質問「國分裁判官から急きょ質問を受ける」 11時〜12時 証拠整理)
6月9日第8回公判 (10時〜12時 論告 弁論 最終陳述)
8月2日第9回公判 (10時〜12時 判決(求刑7年)6年  逮捕から752日目)
8月2日一審有罪判決 懲役6年 控訴
9月2日和歌山検察庁で三好さんの父が検事を刺傷(全治10日間)
11月29日三好さんの父に実刑判決 懲役3年6カ月
2011年 / 平成23年
2月17日第一回控訴審
3月31日控訴審判決 控訴棄却
4月1日上告

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